カンボジア情報

カンボジアが入国規制を全て撤廃

日本では10月11日より新型コロナウイルスの水際措置が緩和されて、感染が疑われる症状がある帰国者・入国者を除き、全ての入国者が原則として入国時検査を実施せず、入国後の待機期間もなくなりました。今回は、カンボジアの新型コロナウイルス感染者状況と現在の規制を取り上げたいと思います。

 


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カンボジアの新型コロナウイルス感染者状況

カンボジアは2020年8月以降、パンデミックも起きず1日の感染者数はゼロから1桁台を保っていましたが、2021年2月頃から拡大が始まり5月中旬に第1波のピークを迎え、その後減少しましたが、第2、第3波に見舞われることになりました。10月1日時点で、新型コロナの累計陽性者数が13万7,885人、累計回復者数が13万4,754人、累計死者数が3,056人。全人口1,600万人に対するワクチン接種割合は、1回目の接種完了者が95.0%、2回目が90.9%、3回以上が63.7%となっています。

現在、カンボジアの感染状況は落ち着いており、カンボジア保健省発表の10月12日新規陽性者は4人で20日間連続の1桁人数となっています。死者は4月21日を最後に出ていません。

 

新型コロナ感染症対策の入国規制を全て撤廃

これまで新型コロナワクチン接種が2回完了している場合、ワクチン接種証明書の提示が求められており、ワクチン接種が未完了の場合は入国時に抗原検査を実施する必要がありましたが、カンボジア保健省は10月3日、新型コロナウイルス感染症対策の入国規制に関する通達を発行し、入国時のワクチン接種証明書の提示を不要にすると発表しました。これにより、入国時の水際防疫措置は、事実上全て撤廃されたことになります。ワクチンの接種状況にかかわらず、入国後の隔離等の措置はなくなり入国直後より自由に移動が可能になります。また、到着後の抗原検査等もありません(サーモグラフィ等による検温は引き続き行われています)。

カンボジア国内では、全土でマスク着用およびソーシャルディスタンス確保が義務化されています。マスクの着用が求められるのは、隔離対象者、乗合バス/タクシーや公共交通機関の乗客、人が多く集まる公共の場所にいる場合などです。またソーシャルディスタンスの確保が求められるのは、職場を含め人が多く集まる公共の場所にいる場合となります。保健当局およびその他の機関から警告を受けてもなおマスク着用及びソーシャルディスタンスを確保しない場合は罰金200,000~1,000,000リエル(約7,000~35,000円)となります。

 


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