カンボジア情報

【中国全面支援】カンボジア初の高速道路の起工式が開催

首都プノンペンと南部シアヌークビル州を結ぶカンボジアで初めての高速道路の起工式が開催されました(2019年3月22日)。この高速道路建設は中国支援の大型プロジェクトで投資額は20億ドル(約2200億円)になり、総延長約190キロメートルの区間が2023年に完成予定です。高速道路が開通すれば、輸出入で利用されるシアヌークビル港と首都プノンペンを結んでいる国道4号線の渋滞緩和が期待されています。


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なぜ、中国はカンボジアへの支援に積極的なのか

 

中国にとってカンボジアは、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の拠点の一つと位置付けられています。カンボジア政府の統計によれば、中国は2017年末までの直接投資額が126億ドル(約1兆3860億円)に達しており、中国企業関係者は「カンボジアは20年前の中国と同じで、チャンスの宝庫」と話しています。しかも、進出助成金や二国間の関税優遇措置など中国政府のバックアップも大きく、現地の華僑も多いなど中国人・中国企業が進出しやすい環境がすべて整っているのです。

 

中国はシアヌークビルへ大量の資金を注ぎ込む

シアヌークビルは、首都プノンペンから南西に約200キロのリゾート都市であるが、同時に大型船が停泊できる深水港を擁した港湾都市でもあります。中国がシアヌークビルにこだわる理由は、この地がカンボジア唯一の深水港を擁しており、タイ湾やマラッカ海峡進出への戦略拠点になると考えているからです。シアヌークビルは、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を推進するために、影響下に置いておきたい拠点なのです。
中国政府は、インフラ整備などに多額の支援をつぎ込み、中国企業のカンボジア進出を後押ししてきました。その結果、シアヌークビルには100社以上の中国企業が進出し、街中には中国人向けの高層リゾートホテルや高級コンドミニアム、中国人労働者向け居住マンションなどが相次いで建設されました。ビーチには多くの中国人観光客が訪れ、街中には中国語の看板が溢れ、かつては欧州やカンボジア国内の観光客が静かな海岸で休暇を過ごしたリゾート都市は、まるで中国本土にいるかのように変貌しました。

 

高速道路が出来ることで起こりうるメリットとは

 

高速道路の整備効果は、大都市圏に直結する便利なアクセス手段を持つことで、企業誘致もしやすくなり工場や物流施設の立地が促進されるなど、産業振興の視点から見れば経済の活性化を沿線地域にもたします。
シアヌークビルは、カンボジア最大の輸出入拠点として重要性を増しています。しかし、首都プノンペンとシアヌークビルを結んでいる国道4号線は、国内で最も交通量が多く渋滞が慢性化しています。片道2車線の新高速道路が開通すれば、従来の5時間前後の所要時間が2時間~2時間半程度に短縮されます。さらには、並行する国道4号線の渋滞解消にも繋がります。
首都プノンペンと輸出入の玄関口であるシアヌークビルが高速道路で結ばれると、国内の物流効率が高まり、カンボジア経済はより活発化するでしょう。

 

まとめ

 

カンボジア経済にとって物流効率を上げる高速道路は、経済発展していくうえで欠かせないものです。今回の中国支援による高速道路建設以外にも、日本のJICA(国際協力機構)が支援する首都プノンペンから国境の街バベットを経由してベトナム・ホーチミンを結ぶ全長約200キロメートルの高速道路建設計画が進んでいます。すでに、実現可能性調査を完了しておりプロジェクトの費用は約38億ドル(3800億円)となる見通しです。
THP社物件は、この高速道路が経由する国境の街バベットにあります。バベットには経済特区が集積しており、高速道路の完成で物流効率が上がれば、経済特区のさらなる発展が見込めます。日本の大手物流会社・日本通運は、経済特区内で増加する日本向け貨物に対応するため、バベットに物流倉庫を設置しました。
高速道路は、人や物の移動を活発にして地域経済の活性化をもたらします。地域経済が発展することで、土地価格の上昇、THP社物件価値の上昇に繋がるでしょう。

 

 

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