カンボジア情報

カンボジア・サタパナ銀行が資本金3千万ドル増資

カンボジアのサタパナ銀行は、資本金を3,000万ドル(約33億円)増資して1億5,000万ドル(約165億円)としました。サタパナ銀行は、銀行サービスの提供や日本からの投資促進を通じてカンボジアの発展を進めるため、2008年に開業したカンボジア第2位の商業銀行です。サタパナとはクメール語で「築く」という意味があり、その名の通りサタパナ銀行は地域に根差した銀行「People’s Bank」として、カンボジア国民の生活水準の向上に貢献しています。今後は、増資にともない事業拡大や新規事業開発などを進めていきます。


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サタパナ銀行とは?

 

タパナ銀行は、2008年に日本のパチンコチェーンなどを手掛ける株式会社マルハンの子会社としてカンボジア王国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行として開業しました。2016年4月に、カンボジアの大手マイクロファイナンス機関(小口金融)サタパナ社を統合する形で、現在のサタパナ銀行に社名変更しました。カンボジア全土に168の拠点を持ち、カンボジア国内拠点数第2位、総融資規模でカンボジア5指に入る大手の日系商業銀行となります。資本金は120百万米ドル(今回の増資で150百万米ドル)、総資産1,028百万米ドル、総融資794百万米ドル、総預金618百万米ドルを有し、職員は4,300名超になります。(2017年12月31日現在)

 

増資をした理由とは?

 

サタパナ銀行は、カンボジアの商業銀行においてリーディングカンパニーであると共に、カンボジア国民の銀行 「People’s Bank」を合言葉に、地域に根差した銀行としてカンボジア全土で総合金融サービスの提供を目指しています。今回の増資も、そのサービス提供のための既存事業の拡大や新規事業の開発を目的としたものになります。

2018年以降の事業展開(既存事業)

【2018年6月】生命保険会社マニュライフ(Manulife)との業務提携を開始する。サタパナ銀行にマニュライフの窓口が設置されることで、カンボジア国内に保険というシステムを浸透させると同時に、世界基準の保険を提供する。

【2018年6月】電子決済・送金サービスのウィングと提携し、顧客にオンライン決済や送金などの幅広い金融サービスを提供する。サタパナ銀行の顧客はウィングの代理店や同モバイルアプリなどを通じて、携帯料金、公共料金、ローン返済、資金送金などの支払いができるようになりました。この提携により、銀行口座利用者や、銀行口座を持たない貧困層がビジネスを拡大したり、住宅ローンを借りたり、子供の教育に資金を提供するために融資を受けることができるようになりました。

【2018年9月】スマートフォンなど向けのモバイルアプリ「パイペイ(Pi Pay)」を導入して、顧客がパイペイウォレットを使用して、カンボジア全域での買い物の支払いをサタパナ銀行の口座から行うことを可能にしました。ダウンロード件数は約1万2,000件に上っています。

【2019年1月】カード決済大手米ビザのクレジットカード発行を開始しました。デビットカードについては、2018年9月ごろから発行を開始していましたが、クレジットカードの発行で顧客に利便性などを訴求し、初年度に4万枚の発行を目標にしています。

新規事業の開発

サタパナタワー(サタパナ銀行新本店ビル)建設事業はマルハンの資本によって進められており、総工費7千万米ドル(約77億円)、地上22階地下4階、全長103メートル、延べ床面積35,135㎡の世界基準Aグレードビルとして、王宮や独立記念塔にほど近いノロドム通り沿いに2020年完成予定です。
サタパナタワー建設事業について、マルハングループ会長であるサタパナ銀行代表取締役の韓昌祐は「カンボジアの経済成長と雇用拡大に貢献し、この国をより良くするという私たちの決意がサタパナタワーの建設に至った経緯です。この優美で時代を超越したデザインをもつサタパナタワーはカンボジア国民の幸せの象徴、そしてノロドム通りの新たなシンボルとなるでしょう」と想いを述べています。

マルハンをはじめ日本企業が鍵を握る

マルハンはアミューズメント・レジャー業界で国内321店舗を有し売上第1位のリーディングカンパニーです。リーディングカンパニー企業であるマルハンも、現在の日本国内事業だけではなく新興国事業に注目しています。サタパナ銀行(カンボジア)、マルハンカンボジアコーポレーション(カンボジア)、サタパナリミテッド(ミャンマー)、マルハンジャパン銀行(ラオス)。
これまでのカンボジアは、若い労働力に魅力を感じた製造業による資本参入が多数でしたが、近年の経済成長による強い購買力などにともない非製造業の資本参入も増加しています。

 

経営のプロもカンボジアの経済成長を期待している

 

カンボジア経済の歯車でもある金融業にも、日本企業の姿がみられます。

プノンペン商業銀行

2008年に韓国の現代グループとSBIホールディングスの共同出資で設立された商業銀行。
2014年地銀の東和銀行(群馬県前橋市)と業務提携。
2016年SBIは全持株を韓国の銀行に売却。

カナディア銀行

1991年に設立された、カンボジア民間資本としては最も古い歴史を持つ商業銀行。
2013年みずほ銀行、三菱UFJ銀行と業務提携。
2014年地銀の滋賀銀行(滋賀県大津市)と業務提携。

メイ銀行

1960年に設立された、マレーシアのクアラルンプールに本社を置くマレーシア最大の銀行。
2013年みずほ銀行と業務提携。

アクレダ銀行

1993年に設立された、カンボジアの最大手銀行。
2014年三井住友銀行18.25%、オリックス12.25%が株式保有。

カンボジア・パブリック銀行

1992年にマレーシア・パブリックバンクとベトナム投資開発銀行の共同出資で設立された銀行。
2014年りそな銀行と業務提携。

ハッタ・カクセカー社(マイクロファイナンス機関)

カンボジアで貸出残高業界3位に位置する大手マイクロファイナンス機関。
2016年三菱UFJ銀行の子会社であるタイ・アユタヤ銀行が全株式を取得(買収)。

AEON SPECIALIZED BANK

2011年にAEON MICROFINANCE( CAMBODIA)を設立。
2016年AEON SPECIALIZED BANKとして専門銀行ライセンスを取得。

チャムロアン社(マイクロファイナンス機関)

カンボジア国内21の州で事業を展開する中堅規模のマイクロファイナンス機関。
2016年東証マザーズ上場企業リネットグループが90%の株式を取得。

みずほ銀行

2013年カンボジアに駐在員事務所を設立。
2017年カンボジア当局から支店免許の交付を受けプノンペン出張所を開設。

経済特区などにある製造業の成長、高速道路建設などのインフラ設備の成長、そして金融システムの成長からも、今後のカンボジア経済の躍進は続くでしょう。
そんなカンボジアの不動産投資は、チャンスの宝庫ではないでしょうか。

 

 

 

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