現在バベットでは、外国資本などによる建設ラッシュが起きています。特に中国資本による開発は凄まじい勢いで行われています。前回、紹介しましたカジノリゾートホテルや宿泊施設の建設以外にも、中国人富裕層向け投資マンションの開発が盛んに行われています。
中国資本による建設ラッシュ
バベットの街並みも、この数年で様変わりしており、シアヌークビル開発の再来(カンボジア南西部の都市で中国資本の大規模開発で地価が2年間で2~5倍に跳ね上がりました)ではないかと思うくらいの建設ラッシュになっており、街中には中国人が溢れかえっています。
去年バベットでは、カンボジア人の地主による土地の切り売りがブームとなって土地成金が沢山あらわれて話題になりました。今年に入ってからはその土地を活用した開発プロジェクトが一気に進んでいて、いたるところで建設現場を見かけるようになりました。
カンボジア国内企業による開発物件
バベットでは、外国資本による開発だけではなくカンボジア国内企業による不動産開発も行われています。カンボジア企業による住宅開発現場は、Bavet Garden(当社物件)にほど近い国道沿いにあり、マンションではなく戸建て分譲販売(戸数170戸)になっています。現地営業マンの説明によると、開発規模は2ヘクタールとなり、敷地内にはスーパーマーケットや商業施設も入る予定です。バベットで、中国資本以外の開発ではかなり大規模なものとなります。さらに、同営業マンが言うには、最近になってプノンペンに住むカンボジア人富裕層が賃貸目的・投資目的で購入するケースが増えているそうです(土地付きなので中国人には販売しない)。バベットでは、ここ数年で急増した外国人(特に中国人)の宿泊施設を含めた住居や経済特区で働くカンボジア人の住居が慢性的に不足しており、賃貸物件はすぐに借り手が付いてしまう貸し手有利の市況になっています。
※カンボジア国内企業の戸建て分譲建設現場
※カンボジア国内企業の不動産開発物件の広告看板
※カンボジア国内企業の戸建て分譲住宅(イメージ)
このように、バベットでは紹介できなかった場所も含め、様々なところで開発が進められています。バベットは、ベトナムとの国境沿いである地理的魅力、経済発展を促す経済特区がある行政的魅力、観光施設などを多く有する商業的魅力などが存在するため、今後もさらに開発が進むことで地域経済は益々発展していくでしょう。