アクレダ銀行

円の弱体化でカンボジアの米ドル資産運用が人気

6月13日の円相場は1ドル135円を突入し、2002年2月以来およそ20年ぶりの円安水準を更新しました。円の需要が弱いため、先安感はさらに強まる可能性が高まるなか、日本の輸入物価はさらに上昇し、電力や食品などの追加値上げは急速に進むことが考えられます。他方で、世界的に見ても高齢化のすすむ日本の潜在成長率は低く、給料の増加はあまり期待できないのが現実です。円の価値が下がる状況(円安)では、日本円のしかも現金だけで資産を持っていても、円安が進めば進むほどその価値は実質的に目減りしていきます。いまこそ、日本円だけではなく、ほかの通貨や投資にも分散した資産運用を考える時期です。当社では、米ドル建て資産運用がおこなえるカンボジアの「アクレダ銀行の口座開設」、「アクレダ証券の口座開設」、「不動産購入」などのサポート業務をしております。

 


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円安・物価上昇で私達の円資産は目減り

令和元年度の生命保険文化センターの調査によれば「ゆとりある老後生活」に必要な金額は夫婦ふたりで月36.1万円になり、仮にこれを65才から20~25年間続けようとすると8000万~1億円が必要になります。一時話題になった「老後2000万円問題」どころではない金額になっています。公的年金や退職金などである程度賄える部分もありますが、公的年金の受給額は2年連続で引き下げられており、今後も目減りは避けられない状況です。また借金大国の日本では増税ということも常に付きまといます。

この様な状況下で、ウクライナ危機や穀物産地の干ばつによる資源・食料価格の高騰、さらには円安による輸入価格上昇が重なり私達にとっては大変苦しい環境になっています。資産においても、円安で円の価値が下がってしまうと、私達の持っている日本円資産(預貯金など)の価値は実質的に目減りしていきます。今年1月、国際決済銀行(BIS)が発表した統計によると、円の通貨としての総合的な実力を示す「実質実効為替レート」が、1972年6月以来、約50年ぶりの低水準に落ち込んだとのことです。自国通貨が安ければ、国内の不動産はもとより、有力な企業、果ては労働力まで諸外国から買いたたかれ、国内で生活していても輸入品を中心に物価はあがり、海外旅行や留学もままならないといったことになります。6月に入り、約20年ぶりの1ドル135円台の記録的な円安となり、また相次ぐインフレで物価は上がるなかで、今後は円資産だけでなく世界の通貨資産に目を向けた方が安心だと思います。

 

 

日本人の生活を直撃する「物価上昇」

現在、世界的に想定を上回るペースでインフレが急進しています。ロシア・ウクライナ危機による資源や小麦の価格上昇、それ以外にも世界中で起きている干ばつによる穀物価格の上昇が長引いています。日本においても物価急騰の影響がより大きく出ており、電力・ガス料金や穀物など様々な物やサービスの値上げが相次いでいます。肥料価格などは前年に比べ最大で94%引き上げられています。しかし、春先から始まった怒涛の値上げラッシュは昨年に値上がりした原油価格や資材価格を反映したものであり、ロシアのウクライナ侵攻によって生じた燃料や原材料(小麦など)の高騰分が価格に転嫁されるのは、今年の夏以降が本番になります。物価が上昇すると、同じ金額で買えるモノの量が少なくなってしまうので、お金の価値が目減りしていることになります。日本は内需が縮小均衡に向かい、「失われた30年」で賃金も殆ど増えていない中での物価上昇は私達の家計にはかなり厳しい状況です。ガソリンや食料品など生活必需品の値上がりは、賃金の伸びが物価に追い付かなければ、消費が冷え込む恐れがあります。物価上昇はまだ続く可能性が高く、仮にピークアウトしたとしても高止まりだと思われます。

世界的なインフレを抑制するため、世界中の主要中央銀行が相次いで金融引き締め(利上げ)に動いており、日銀と同様にマイナス金利政策を実施していたスイス国立銀行が15年ぶりの利上げを決定しました。世界中が利上げに踏み切る中、日銀だけが金融緩和スタンス(マイナス金利)を継続することで、各国との金利差拡大により今後も円の独歩安を招き、輸入品の価格上昇は今後も続く可能性は高いと言えます。生活必需品のさらなる値上がりは国民の打撃が大きく、賃金が物価上昇に追い付いていない日本では、消費者はどんどん貧しくなっています。日本企業では輸入コスト増加によって業績が悪化する企業が増えはじめ、これまで以上に賃金は伸び悩むかもしれません。また、今後生き残りをかけて雇用を減らさざるを得ない企業も出てくると思われます。

 

 

カンボジアの米ドル資産運用

世界的に見ても高齢化・人口減少のすすむ日本では内需が縮小均衡であり、経済潜在成長率は低いと言えます。他方、弊社の拠点の一つであるカンボジアでは、経済成長のメインエンジンとなる若者が多く、労働者人口の比率からも成長性のある市場で魅力的です。しかも、米ドル建てで預金や資産運用(株式・不動産)ができるため一石二鳥だと思います。通常、海外では非居住者の銀行口座開設は不可という国が殆どですが、カンボジアでは非居住者でも銀行口座開設は可能です。不動産においても、外国人の土地の所有は禁じられておりますが、アパートやコンドミニアムといった集合住宅の2階以上は購入が可能です。

グルーヴィ株式会社では、カンボジアのアクレダ銀行口座開設アクレダ証券口座開設不動産購入のサポート業務をしております。今後の資産運用先のひとつにカンボジアでの米ドル建て資産運用を取りれてみてはいかがでしょうか。

 


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